倉庫(WMS)連携
WMSとの連携について、よくある連携を記載する。
商品連携
商品情報の連携を行う。
- 向き=一般的に多いのは基幹→EC→WMS。
- EC側とWMS側で共通のコードで商品を識別する必要があるので、JAN、品番、SKU等を使ってコードを一致させる。
在庫連携
WMSで管理している在庫情報をECに連携する。
- 向き=WMS→EC。
- WMSの増減を元に在庫の更新を行う。
- 絶対値と相対値で更新する方法がある。どちらが良いかは運用や仕組みに合わせる。
- WMSとECで在庫の値がズレることが稀にあるので、同期方法を検討しておく。
- 特定のタイミングから連携できなかった場合のレスキュー方法を検討しておく。WMSを全出力して、それをECに反映するルートを作るなど。
- 入出荷による在庫増減だけでなく、不良品の発生や定期的に実施する棚卸による在庫増減も考慮しておく。
受注連携
ECで受注したデータをWMSに連携する。連携形式は多様なので、以下それぞれ検討する。
- 受注情報をWMSに連携し、出荷時に利用する。
- 向き=一般的に多いのはEC→WMS。
- EC側とWMS側で共通の受注番号で商品を識別する必要がある。
受注ステータス連携
出荷指示
商品出荷指示の際、受注ステータスを出荷指示に更新
- 向き=EC→WMS。
出荷済み
- 向き=WMS→EC。
- 送り状伝票番号をWMSからECに連携する。
受注キャンセル、返品
- 向き=WMS→EC。
- キャンセルになった注文番号をWMSからECに連携する。
- 在庫についても戻す場合は、WMS側で在庫を戻し、上述の「在庫連携」でECに連携する。
- EC側は「受注キャンセル」のステータス情報をもとに決済情報のキャンセルなどを行う。
備考(セット商品の考慮)
セット商品の考慮
- 商品A(在庫100) 商品B(在庫50) 、セット商品C(商品A+商品B=つまり在庫は50)
- 商品Bが単体で売れた場合、商品BとCの在庫を一つずつ減らす必要がある。